石の声を聴け......戦国時代の石垣づくりの技を継ぐ石工・粟田純德『情熱大陸』

2020/9/ 4 16:05

日本には、いくつもの美しい城がある。粟田純德(あわたすみのり)は、その「石垣づくり」を今に伝える「穴太(あのう)衆」石工だ。穴太衆とは、戦国時代に活躍した石工集団。織田信長の「安土城」の石垣をつくりその名を高めたという。加工しない自然石を使った強固な積み方が特徴で、全国の城づくりに大きな影響を与えたとも言われる。

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『情熱大陸』石工・粟田純德


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粟田は、穴太衆400年の系譜を受け継ぐ家の第15代目当主。かつて穴太衆が積んだ美しい石垣が残る滋賀県坂本に居を構え、全国でその腕を振るっている。時には海外でも技を披露。建築家・隈研吾に請われ、アメリカで石垣をつくったこともある。

新しい城が造られなくなった現代では、傷んだ石垣の修復が主な仕事のひとつ。文化財としても貴重な古い石垣の再建には、当時の技を熟知した粟田の技が欠かせない。奈良県の郡山城や、地震の被害にあった熊本城の修復現場での粟田を取材した。

さらに今回、岡山県浅口市にある寺院から、新規の石垣づくりを受注。長さ100メートルに達する大規模な石垣だ。一体どんな石垣が完成するのだろうか。「石の声を聴け。石の行きたいところで持っていけ」というのが穴太衆に伝わる教え......歴史を背負った男の"石と向き合う日々"を紹介している。

■粟田純德(あわた・すみのり)
1968年、滋賀県生まれ。地元の中学校を卒業後すぐに、祖父・粟田万喜三氏に師事。2005年に父で14代目の粟田純司より会社を受け継ぎ15代目を継承。現在、株式会社粟田建設代表取締役。趣味は、サッカー教室に通う息子の試合観戦。仕事終わりの一杯が至福のひととき。

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(文/トレンドニュース編集部)