【インタビュー】ADDICTION「たくさんの挫折を経験してこそ伝えられる思い」

2020/11/19 12:00

動画配信サービス「GYAO」、ストリーミングサービス「AWA」のフォローアップのもと、日本工学院専門学校の学生がアーティストインタビューを行う、ネクストブレイクアーティストをプッシュするコラボレーション企画『G-NEXT』。

今回の選出アーティストは、11月18日にメジャーサードシングル「DEAD DROP / Just One More」をリリースしたADDICTION。TikTokのフォロワーが74万人を超え、海外にも活躍の場を広げること間違いなしのダンス&ボーカルグループ。息の合ったシンクロダンスで魅せる唯一無二のパフォーマンス。彼らが生み出す音楽的スタイルとは?メンバーそれぞれの思いを訊(き)いた。

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ダンス&ボーカルグループ・ADDICTION


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■アピールポイントは、シンクロダンスで勝負したい

──メジャーデビュー1周年となりますが、何か変化したことはありますか?

MYUJI:レコーディングをするスタジオがちょっと広くなりました(笑)。物理的に変わったことはあるけど、気持ち的にはメジャーデビューしたからといって変わったところは全然なくて、音源に対してのこだわりとか、歌詞とかラップを書いていくにつれて、今まで以上に皆さんにいろんな思いを伝えたいという気持ちが強くなりました。

PEACE:僕は途中からの加入なんですけど、メジャーデビューという肩書があるので責任感とか見せ方とかの意識が変わりました。あと、周りの人が少し優しくなりましたね(笑)。

ASCH:MYUJI君も言ったけど、レコーディングのブースが前と変わって大きくなったりして、音楽に対するこだわりがもっと強くなりましたね。

JOSHUA:僕が感じたのは、ライブをする範囲が細かくなったというか、大きく日本のいろんなところに行けるようになったこと。あと今までライブハウスとかがメインで多かったけど、大きいステージでやらせていただく機会が増えたというところですね。

K.B:ネットで歌詞を検索したら出てくるようになったことがすごい変わったというか、デビュー前は調べても出てこなかったから。今は曲名とADDICTIONで検索したら歌詞が出てくるのがなんかちょっと嬉しいし、ありがたいなと思いました。

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K.B「シンクロダンスで勝負したい」


──歌にももちろんですが、特にダンスには力を入れてると思いますが、振り入れをするときに大事にしていることはありますか?

MYUJI、PEACE、ASCH、JOSHUA:先生!!(笑)

K.B:はい(笑)。僕らの特色というかアピールポイントとしては、シンクロダンスで勝負したいというのがあったので、振り入れの時には自分の個性よりチームで1つのものを作るということを一番に心掛けています。毎回練習の時に繰り返し同じ曲を踊って、お互い見合って、"ここはもっとこうだね"とか"じゃあこうしようか"みたいな感じで話し合いながら日々練習しています。振り入れの時は、基本2~4時間ぐらいで一気に曲をやって、みんなてんてこ舞いです(笑)。次に振付師の方が来てくれる時までに覚えてくるって感じですね。一回寝ないとみんなフリーズしちゃうので(笑)。

──(笑)。次に今作「DEAD DROP」についてお聞きしたいのですが、ツアーのタイトルにもなっているタイトル曲は、どのようなテーマで制作されたのでしょうか。

K.B:前回のセカンドシングルが「005」という曲で、スパイの世界観をイメージして作ったものなんです。で、「005」の世界観をそのツアーのタイトルにしようと決まって、その流れで作ったのが「DEAD DROP」。ということで、続きではないんだけど、ちょっとつながったテーマ性にしています。

──そうなんですね。作詞はK.Bさん、ラップのリリックはMYUJIさんが作られていますが、今お聞きした流れをどうやって形にしていったのですか?

MYUJI:「DEAD DROP」は、楽曲自体はノリノリでかっこいいダンスチューンだったのでリズムに注意しましたね。あとK.Bの作詞がすごい良い感じで、前作の「005」のMVの中で一人ずつテーマというかアイテムがあったんですけど、僕は銃を持っているとか、それを歌詞の中にうまく取り込んでて、素晴らしい歌詞だなと思いました。なので、それに合わせて「005」という言葉や前回からつながるようなワードをチョイスして入れたのがこだわりです。

K.B:スパイの手法の一つで、秘密のものを受け渡す場所を指定してそれを取りに行く、そのことを「DEAD DROP」と言うんです。その場所を僕らのライブでイメージして、大切にする場所、そこに"パフォーマンスとか音楽でいろいろな思いや楽しさを用意してるよ"って気持ちを込めて、僕らがスパイになった感覚で表現しました。

──振付の注目ポイントはありますか?

ASCH:あります、注目ポイント!"Hey"ってやった後にしゃがんで下からいくんですけど、この時に誰が一番低いか!

全員:(笑)。

PEACE:それで足を痛めてました(笑)。歌詞だと《Let's drop and trip》が繰り返されるところで3回あるんだけど、一瞬画面から居なくなる(笑)。

ASCH:誰が一番低くいけるかとか、勝負しているので(笑)。そこに注目してほしいですね。

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MYUJI「もう一度頑張ろうと勇気を持ってもらえたらいいな」


──カップリング曲の「Just One More Time」は、大人っぽいバラードの曲に感じました。どのようなテーマで制作されたのですか?

MYUJI:プロデュースは僕がしました。曲調はメローで歌詞とラップを書いて、ダンスの振り付けは激しめ、細かくリズムをとっていて新鮮な感じになっていると思います。「Just One More Time」はもう一回という意味ですけど、コロナの自粛期間などで不安を抱えてしまって、支えてくれている人がいることを忘れたり、気づけなかったりすることがあると思うんです。そういうことを思い出すきっかけになってほしいし、もう一度頑張ろうと勇気を持ってもらえたらいいなというメッセージを込めています。実際、自分たちもライブが出来なくて不安を抱えた時に、それでもファンの方が応援してくれていたり、スタッフの方々が活動を支えてくれていることに、"僕たち自身も頑張っていかないと"と力をもらえたので。

■自由すぎて、動物園って呼ばれています

──海外でもご活躍されていますが、将来どんなアーティストになりたいですか。

MYUJI:僕たちが発信する音楽やライブによって元気がでたり、普段の日常を楽しくできるアーティストになれたらいいなと思います。音楽は世界共通なので、今はライブをすることが難しいけど、ストリーミングとかYouTubeなどで是非たくさんの方に聴いていただけるアーティストになりたい。

JOSHUA:目標としては海外でライブがしたい、ADDICTIONワールドツアー。音楽っていう面で人種とか関係なく一緒に楽しめるライブをみんなで作り上げることができたらいいなと思います。

K.B:それぞれの夢があって人生を歩んできた中で共通しているのが、うまくいかず悔しい思いをしたり挫折を知っているメンバーが集まっているので、いち人間として、それでも頑張ったらステージに立てたりメジャーデビューできたりとか夢を叶(かな)えられるんだ、という姿をたくさんの人に見てもらいたい。雑草魂じゃないですけど、新しいものに挑戦してみようとか、もうちょっと頑張ってみようとか、僕らの姿を見て少しでも勇気やパワーが伝えられるグループになっていけたら嬉しいです。

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ASCH「背中を押せる存在になれるように行動していきたい」


ASCH:僕は10代の時にいろいろとつらい時があったんですけど、好きなアーティストの音楽で、生きようと思えて音楽の力ってすごいって感動したんです。僕みたいな思いをしている人が世の中いっぱいいるんじゃないかってその時感じて、どんな形でもいいから背中を押せる存在になれるように行動していきたい。

PEACE:今はSNSが発達していて海外でも気軽に聴けるので、ほんとに軽い気持ちでも聴いていいなと思ってくれたり、元気になってくれる人が増えて、"この時ってADDICTION聴いていたな"とか、ふと思い出されるようなアーティストになりたい。自分自身も昔聞いていた音楽を思い出して口ずさんだりするし、そういう風に誰かの人生の何かしらの一部に僕たちの音楽がなれればいいなと思う。

──私たちはコンサート・イベント科なのでライブのお話もお聞きしたいのですが、有観客、無観客にかかわらずライブをする上で大切にしていることや挑戦したいことはありますか。

MYUJI:ファンの方のコメントをみていると、ライブを楽しみに学校頑張ろうとか、この期間乗り越えようとか、僕らのライブや音楽が日々の楽しみになっているということが嬉しいので、その楽しみを提供していきたい。毎回のライブで楽しんでもらえるようにMCも含めて考えていきたいなって思いますね。

K.B:僕らのライブって唯一無二じゃないですけど、同じライブがない。MCも含めてパフォーマンスの中でいつも次に何が来るんだろうとか、そういった楽しみも毎回考えているし、音源やダンス動画、MVとかの魅力だけじゃない、ADDICTIONのライブいいねって思ってもらえるように普段から心掛けています。わりと気分屋の人も多いのでいきなりMCで変なことし始めたりだとか。それが自由すぎて、動物園って呼ばれています(笑)。

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PEACE「こんだけ好きなんだぞー!って(笑)」


──(笑)。では最後の質問になりますが、あなたにとって音楽とは?

PEACE:単純に好きなことですね。自分がまず好きじゃなかったら人に伝わらないと思いますし、こんだけ好きなんだぞー!って(笑)。誰かに楽しんでもらえたり、背中を押してあげたり、そういうパフォーマンスが自分で出来たらいいなって思います。

ASCH:僕にとって音楽は、思いを伝える手段ですかね。あと、日々を楽しくするツールって感じです。自分が歌う時はバラードが好きなので思いを伝えたいなって思うんですけど、聴く時はいつも楽しくいたいな。

K.B:チャンジャですかね。例えばお酒飲む時にビールがメインになる中で、チャンジャとかそういうものがあるとより美味しく感じたりするじゃないですか。人生において音楽が全てを満たすというか主になるってなかなかないというか、でも音楽があることで楽しさとか幸せを感じたりって、そういう存在かなって思います。ちょっとつらい時に聴くのもいいですし、気分をあげたい時でもいいし、そういった意味でチャンジャですね。

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JOSHUA「音楽は心に寄り添えるもの」


JOSHUA:僕にとっては、心にそっと寄り添えるものだと思っています。誰でも音楽って聞けますし、楽しい時には楽しい音楽、落ち込んだ時には悲しい曲を聴いたりとか、人それぞれ音楽が心と一緒に動いているものだなと思うので、僕たちもそういった音楽を届けていけたらいいなという思いを込めて、音楽は心に寄り添えるものということでよろしくお願いします。

MYUJI:僕にとって音楽は記憶です。いろいろなアーティストの音楽がそうですけど、曲を聞いた時にこういうことあったなみたいな。それを残せるのが僕にとっては音楽というもので、この曲はツアーでこうしたとか、地方行ってこういうことしたなって思い出せるのがすごいなと思っている。それが僕たちの活動の素晴らしいところで、皆さんの記憶に残すこともできて、それを唯一共有出来る。僕がおじいちゃんになってもふとした時に口ずさんだりしてまた思い出す、一生消えないそれが音楽なんじゃないかと思うので、これからの僕たちの音楽にいろんな記憶を積み重ねていけたらいいなと思います。

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取材したメンバーと一緒に撮影


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ADDICTION


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Single「DEAD DROP / Just One More Time」4バージョン


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■商品情報
Single「DEAD DROP / Just One More Time」2020年11月18日リリース(ユニバーサルミュージック)

■ADDICTION(アディクション)
K.B、MYUJI、JOSHUA、ASCH、PEACEの5人からなる、2019年10月30日にユニバーサルミュージックよりメジャーデビューしたダンス&ボーカルグループ。メジャーデビューファーストシングル「Further away/Destiny」は、オリコンウィークリー初登場3位という堂々たる結果を残し、新型コロナウィルスの影響にも負けず、セカンドシングル「Who are you?/005」がオリコンウィークリー初登場11位を獲得。さらに勢いを増すかのように11月18日にメジャーサードシングル「DEAD DROP / Just One More Time」をリリース。さらに、2020年締め括りに12月23日メジャーファーストアルバム「LAST DANCE」をリリース予定。ダンス&ボーカルグループとして2020年勢力的に活動を続けるADDICTION。トピックスとして、新型コロナウィルスの影響でLIVEやイベントができない中、ADDICTIONらしさを表現する場所を模索。7月16日からTiktokにて毎日19時に動画を投稿するというYoutuberのような驚異的スケジュール感で投稿を続けた結果、11月10日時点で74万人を超えるフォロワー数まで急上昇。数千人のフォロワーから驚異驚愕(がく)の勢いでフォロワー数が増加している。

■トレンドニュース「視線の先」 ~築く・創る・輝く~
エンタメ業界を担う人が見ている「視線の先」には何が映るのか。
作品には、関わる人の想いや意志が必ず存在する。表舞台を飾る「演者・アーティスト」、裏を支える「クリエイター、製作者」、これから輝く「未来のエンタメ人」。それぞれの立場にスポットをあてたコーナー<視線の先>を展開。インタビューを通してエンタメ表現者たちの作品に対する想いや自身の生き方、業界を見据えた考えを読者にお届けします。

取材・構成:永嶋来愛里・椎名康予
撮影:石原汰一