檀一雄の遺作を深作欣二が映画化...無頼奔放な男の生きざまを描いた『火宅の人』を無料配信中

2021/3/ 9 18:26

映画『火宅の人』(1986年公開)を動画配信サービス「GYAO!」にて3月16日23時59分まで無料配信中。「最後の無頼派」と呼ばれる直木賞作家・檀一雄が病床で書き上げた自伝的ベストセラー小説を原作とした作品だ。

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映画『火宅の人』


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作家・桂一雄(故・緒形拳さん)は最初の妻に死なれた後、後妻・ヨリ子(いしだあゆみ)と再婚した。しかし、一雄は、半身不随の次男を含めた5人の子供と妻を捨て、ある日から新劇女優・恵子(原田美枝子)と同棲(どうせい)生活を始める――。映画『火宅の人』は、檀の代表作にして遺作を原作に、『仁義なき戦い』シリーズなどで知られる故・深作欣二監督が10年来の念願を叶(かな)える形で映画化した。

制作陣はもちろん、キャストも豪華な顔ぶれがそろっている。主人公・桂一雄役を演じた故・緒形拳さんを筆頭に、後妻役をいしだあゆみ、愛人役を原田美枝子と松坂慶子が演じているほか、檀の実の娘である檀ふみも出演している。本作での演技が評価され、「第10回日本アカデミー賞」において、緒形さんは最優秀主演男優賞、いしだは最優秀主演女優賞、原田は最優秀助演女優賞を受賞している。なお、作品賞や監督賞、脚本賞、音楽賞など各部門でも最優秀賞を総なめにしており、「第10回日本アカデミー賞」は『火宅の人』が席巻した。

タイトルにもある「火宅」とは、煩悩に身を焦がして不安の絶えない様を火災に包まれた家に例えたものだ。本作では、そんな「火宅」の人生においても妻子への愛情を捨てきれない主人公の生きざまが生々しく描かれている。昭和の時代を生きるひとりの男の心情に、心が揺さぶられるはずだ。

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(文/藤原利絵@HEW