衝撃作『ザ・レイプ』を無料配信中...当時20代の田中裕子が「性犯罪の被害者」役を熱演

2021/3/23 18:21

映画『ザ・レイプ』(1982年)を動画配信サービス「GYAO!」にて4月1日23時59分まで無料配信中。性的暴行の被害に遭い、セカンドレイプに晒(さら)されるヒロイン役を、当時20代の田中裕子が熱演している。

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映画『ザ・レイプ』


性暴力によって心身を傷つけられたヒロインはさらに警察と弁護人、被告人から屈辱的な言葉を浴びせられ......映画『ザ・レイプ』を無料配信中>>

原作は『小説現代』(講談社)に掲載され、センセーショナルな内容から社会的反響を呼んだ落合恵子の同名小説だ。ある日の深夜、若いキャリアウーマン・矢萩路子(田中裕子)は、恋人と甘いひと時を過ごしたのち、家路を急いでいた。その途中で、一度行ったことがある中古車販売店のセールスマンに声をかけられる。路子は「家まで送る」という男の言葉を振り切るが、突然襲いかかられ――。

衝撃的なタイトル通り、性的暴行をテーマにした本作でヒロインを演じたのは、当時20代半ばの田中裕子だ。暴行を受けるシーンでは、着ていた服を男に引きちぎられ、顔を殴られ、過酷な暴力の中でただ虚空を見つめるまなざしに胸が痛くなる。

見ていて怒りを感じるシーンはこれだけではない。性暴力によって心身を傷つけられたヒロインは、さらに警察から理不尽な取り調べを受け、過去の男性経験などのプライバシーが晒されてしまう。法廷闘争の場でも、強姦の犯人から「相手がやってもいいと言っていた」「彼女も感じていた」など屈辱的な発言を浴びせられ、その結果、恋人との関係にも亀裂が生じてしまう。数々の苦難に立ち向かうヒロインが迎える結末とは? 

公開から40年近くたつ現在でも、性犯罪はもちろん、セカンドレイプの問題は根強く残っている。本作が訴える社会的メッセージは、現代にも通じるものだろう。

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映画『ザ・レイプ』


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(文/藤原利絵@HEW