美しき芸者が「一晩だけ抱いて」...若き日の西田敏行×南野陽子が熱演した映画『寒椿』を無料配信中

2021/3/24 18:08

1992年公開の映画『寒椿』を動画配信サービス「GYAO!」にて4月5日23時59分まで無料配信中。色街を舞台とした物語で、若き日の西田敏行が人情に厚い女衒(ぜげん)役、南野陽子が彼を慕う芸者役を熱演している。

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映画『寒椿』


借金返済のために芸者となった貞子(南野陽子)が愛したのは、女衒・富田岩伍(西田敏行)だった......色街を舞台に男女の悲恋を描いた映画『寒椿』を無料配信中>>

昭和初期の高知。ばくち狂いの親の借金返済のため、貞子(南野陽子)は女衒家業に生きる富田岩伍(西田敏行)の元に身売りされてしまう。岩伍の口利きにより、西日本一の遊興・社交場である陽暉楼の芸者となった貞子は、その美しさからたちまち店一番の売れっ子となるが......。映画『寒椿』は女流作家・宮尾登美子の同名小説が原作。色街を舞台に男女が織り成す恋愛模様が描かれる。

激動の人生を歩むヒロイン・貞子役を演じたのは、公開当時まだ20代前半だった南野陽子。華やかな着物に身を包み、芸者役に扮(ふん)した姿は、客の男たちを魅了するのも納得の美しさだ。一方、そんな貞子の思い人である岩伍役を演じた西田は当時40代前半。岩伍は義理人情に厚い性格で、恋心に狂った客から貞子を守ろうとする姿が精悍(せいかん)な印象だ。

そんな岩伍をいちずに慕う貞子が彼に告白するシーンは美しくも悲しい。「いっぺんだけ、うちを抱いとおせ......」と懇願する貞子に岩伍が出した答えとは? 切ない恋模様にグッとくるはず。

映画『寒椿』は、主演の南野がヌードを披露したことで当時話題となったが、流転の運命を歩むヒロインになりきった演技力も見事なもの。その熱演が評価され、南野は第16回日本アカデミー賞で優秀主演女優賞を獲得した。当時から高い演技力を誇った南野と、彼女の魅力を引き立たせるような西田の共演は見逃せない。

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(文/藤原利絵@HEW