佐藤可士和のシンプルなデザインの秘密...「ロゴの耐久性」が勝ち筋を生む/『カンブリア宮殿』

2021/4/ 9 18:52

テレビ東京系『カンブリア宮殿』が、日本を代表するクリエイティブディレクター・佐藤可士和氏の改革術に迫った。ユニクロや楽天グループ、セブン-イレブンなど、名だたる企業を「勝ち組」へと変身させた裏には、佐藤氏の「ロゴ」への考え方があった。

サムネイル
『カンブリア宮殿』クリエイティブディレクター佐藤可士和


日本を代表するクリエイティブディレクター・佐藤可士和氏が回転寿司チェーン「くら寿司」を変身させる。細部に至るまで意図が込められたデザインの秘密を明かす。『カンブリア宮殿』を無料配信中>>

佐藤氏は、国立新美術館、東京都交響楽団のシンボルマークデザイン、ユニクロ、セブン-イレブン、楽天グループ、今治タオルのブランドクリエイティブディレクションなどを手掛け、「業績アップ請負人」とも言える実績を積んできた。4月1日に放送された『カンブリア宮殿』は、佐藤氏を特集した。

佐藤氏は、企業を徹底的に調査し、その企業の魅力をシンプルなデザインで表現する「アイコニック ブランディング」という独自の手法を武器にしている。この手法により、ロゴはもちろん、商品や店舗空間に至るまで、効果的に企業のコンセプトを伝達するデザインを生み出してきた。

企業のブランド戦略において、佐藤氏が重視していることが、「ロゴの耐久性」だ。同じロゴであっても、小さな商品に刻印されるものと、巨大な看板に描かれるものとでは、当然サイズは大違いだ。それでも同じイメージを保てるのか? それが佐藤氏の語る「ロゴの耐久性」が指す意味のひとつだ。もうひとつは、「時代の耐久性」だ。時間がたっても古いデザインにならないために、佐藤氏は「シンプルな形に集約しよう」という意識を持っていると説明した。

番組MCを務める作家・村上龍氏は「きりがないとき、『これでいこう』と決める要件は?」と質問した。佐藤氏は、「たとえばスマホの中で見たり、看板みたいに実際に大きくしたり、いっぱいやっている。それをいくつもやって、カメラのピントを合わせるように決めていく」と返答した。番組では、佐藤氏がこれまで手掛けたデザインを自ら解説する場面もあった。

日本を代表するクリエイティブディレクター・佐藤可士和氏が回転寿司チェーン「くら寿司」を変身させる。細部に至るまで意図が込められたデザインの秘密を明かす。『カンブリア宮殿』を無料配信中>>

(文/藤原利絵@HEW