官能小説家の貞節な妻が万引きや不倫に走り..."ドロドロ愛憎劇の名手"が脚本を務めた映画『覗かれた情事』

2021/7/ 9 18:20

日活ロマンポルノ『覗かれた情事』(1972年、R15+)を動画配信サービス「GYAO!」にて7月14日23時59分まで無料配信中。人妻が官能小説家である夫の小説に刺激され、万引きや不倫に快感を覚えていくエロティシズム作品だ。

サムネイル
映画『覗かれた情事』


万引きの常習犯である作家の妻は、犯行後に見知らぬ男と夫と性欲をぶつけ合い......官能小説家の貞節な妻が狂っていく姿がスリリングな映画『覗かれた情事』を無料配信中>>

日活ロマンポルノとは、1971年~88年の間に製作・公開された、日活による成人映画レーベルのこと。「10分に1回、"絡み"のシーンを作る」「上映時間は70分程度」といった一定のルールさえ守れば比較的自由に作品づくりができる環境によって、個性的な役者やスタッフを次々と輩出した。

好色文学で有名な作家・萬木澄人の妻・夏子(白川和子)は、夫の小説を読んだことがない。結婚のときに「僕の小説を絶対に読まない」ことを条件にされたからだ。しかし、ひょんなことから夏子は、夫の新刊に作家と妻の異常な情事が描かれていることを知る。ショックを受けた夏子は、夫を激しく責めるが......。

官能小説家・萬木澄人の作品に登場する"作家の妻"は、万引きの常習犯であり、犯行後に街中でナンパした見ず知らずの男と寝る女として描かれている。しかも、物語の中で作家夫妻とナンパされた男は3人で体を交えるのだ。夫・澄人が変態と知った夏子は、意趣返しのため、手始めに彼の小説を真似て万引きをするが、そこで妙な興奮を覚える。夏子はより強い刺激を求め、物語に登場する作家の妻と同じく「見知らぬ男に抱かれたい」という欲望に駆られていくのだ。

貞節な妻が官能小説の登場人物と同じように狂い、夫の目の前で破滅していく姿はスリリングかつ官能的だ。本作は『真珠夫人』『牡丹と薔薇』『偽りの花園』など、数々のドロドロ愛憎劇を生み出した脚本家・中島丈博が脚本を務めたこともあり、男女の強烈な性愛が描かれている。

サムネイル
映画『覗かれた情事』


万引きの常習犯である作家の妻は、犯行後に見知らぬ男と夫と性欲をぶつけ合い......官能小説家の貞節な妻が狂っていく姿がスリリングな映画『覗かれた情事』を無料配信中>>

(文/藤原利絵@HEW