コロナ禍を予見した? パンデミック描いたパニック映画『コンテイジョン』が今の世界とリンクする

2021/9/ 6 18:35

映画『コンテイジョン』(2011年)を動画配信サービス「GYAO!」にて10月4日23時59分まで無料配信中。新型ウイルスをめぐる世界的パニックを描いた物語が「コロナ禍を予見しているようだ」と今再び注目を集めている。

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映画『コンテイジョン』


「この薬草が効く」デマを信じて薬局に殺到する人々、数不足により抽選制となったワクチン......。10年前の映画なのに、パンデミック描写があまりにリアルな『コンテイジョン』を無料配信中>>

『トラフィック』でアカデミー賞の監督賞を受賞したスティーブン・ソダーバーグがメガホンを取った本作。マット・デイモン、ジュード・ロウ、マリオン・コティヤールといった豪華キャストを迎え、新型ウイルスによって混乱する世界を描いたパニック・スリラーだ。

約10年前に公開された作品ではあるが、コロナ禍に通じるような描写が目を引く。ウイルスが一気に世界中に広がっていく様子、封鎖された都市、過酷な医療現場、ワクチン不足......。全てが「今」を想起させるもので、特にショッキングなのがデマの描かれ方だ。

劇中では、過激なジャーナリストが「政府は事態の真相とワクチンを隠している」とブログで主張したことで、人々の恐怖が一層あおられた。また、「レンギョウという薬草が効く」というウワサが広がり、レンギョウを求める人々が薬局に殺到するシーンもある。こういった描写は、われわれが2020年、2021年と目の当たりにしてきた状況そのものだ。

コロナ禍によって、『コンテイジョン』はある意味、分析の正しさを証明される形となった。作品に再び注目が集まり、「今見ると恐ろしくリアル」「コロナの予言か、と言うくらいリアルで怖かった」「今世界で起きてることがそのまま映画化されてた」といった反響が広がっている。

関係者たちもまさか10年後にこういった形で作品が話題になるとは想像もしていなかっただろう。反響を受けて、出演俳優であるマット・デイモンとケイト・ウィンスレットによる新型コロナウイルス感染防止のメッセージ動画も新たに公開される事態となった。

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映画『コンテイジョン』


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映画『コンテイジョン』


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(文/原田美紗@HEW