乱れに乱れ...官能たっぷりの恋愛ゲーム これが日活ロマンポルノ版『危険な関係』だ!

2021/9/ 8 18:15

日活ロマンポルノ『危険な関係』(1978年、R15+)を動画配信サービス「GYAO!」にて9月19日23時59分まで無料配信中。ピエル・コデルロス・ド・ラクロによる原作が描いた「西洋的な性」を「日本人の性」にアレンジした官能作だ。

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映画『危険な関係』


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アンモラル文学として名高い小説の3度目の映画化にあたる本作では、18世紀のパリを舞台にした原作の世界観を日本に置き換えてみせた。別荘で暮らすカメラマン・雄二のもとに不倫相手の綾子から手紙が届く。未亡人になった綾子は、自身が恨みを持つ相手である北林と百合子への復讐を雄二に手伝わせようとする――。

『八月の濡れた砂』や『スローなブギにしてくれ』などで知られる藤田敏八が監督を務め、男と女の複雑な人間模様を抒情的(じょじょうてき)に描いている。一般映画に勝るとも劣らない映像美が楽しめるが、とはいえ、そこは日活ロマンポルノ。エロティック要素も満載だ。

綾子役を演じるのは、本作が日活初出演の宇津宮雅代だ。復讐のためにあの手のこの手で策を弄する悪女ぶりを発揮している。雄二を復讐計画に巻き込むために、なんと自身の女体を利用する場面も!

また、日活ロマンポルノの看板女優のひとりである片桐夕子が、雄二の思い人・良子役として、一糸まとわぬ情熱的なラブシーンを演じている。しかし、クズ男のくせにこれだけ多彩な美女と次々にセックスに及ぶとは、なんとも雄二がうらやましい。それゆえ彼は破滅の道をたどってしまうわけだが......。

なお、主題歌も必聴だ。ロックバンドのクリエイションが、ジャズピアニストのデューク・ジョーダンによる名曲『危険な関係のブルース』の演奏を担当している。しかも音楽プロデュースを手がけたのは、2019年に亡くなったミュージシャンの内田裕也さんで、こちらの1曲を聴くだけでも価値ある作品だ。

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(文/原田美紗@HEW