老犬との散歩道で気づいた、亡き妻の思い......10分弱で泣ける短編映画『犬が伝えたかったこと』

2021/11/26 16:05

短編映画『犬が伝えたかったこと』(2020年)を動画配信サービス「GYAO!」にて12月5日23時59分まで無料配信中。妻と死別したばかりの初老の男性が飼い犬によって夫婦愛に気づかされるストーリーは、涙なしには見られない。

サムネイル
映画『犬が伝えたかったこと』


亡き妻が老犬と眺めていた景色を初めて見た夫。散歩の途中に見えるその景色には、亡き妻の思いがあふれていて......犬が気づかせてくれた夫婦愛に感動する映画『犬が伝えたかったこと』を無料配信中>>

本作は、「那須ショートフィルムフェスティバル2020」の上映作品のひとつで、ドッグライフカウンセラー・三浦健太の同名書籍を原作としている。物語の主人公は、勤めていた工場を定年退職した森本宗次郎(諏訪太朗)。半月前に妻と死別したばかりの宗次郎が、老犬・フィロスを初めて散歩させる中、自分が知らなかったさまざまなものに気づかされる姿が描かれている。

散歩中、フィロスは花屋の店主に「いつもの」とおやつを与えられ、道行く子どもたちに親しげにあいさつされ、宗次郎は終始驚きっぱなしだった。愛犬の世話は亡き妻に任せきりで、宗次郎は散歩道で出会う人々も見る景色も初めてづくしだったのだ。妻が毎日のように訪れていた散歩道を歩く宗次郎の寂しそうな姿もグッとくるが、フィロスが"ある場所"に宗次郎とやってきたシーンは特に涙を誘う。「なんだ、いつもここで休んでいたのか」とベンチに腰掛けた宗次郎が視線を上げた先に見えたものは......。その景色を見た瞬間、思わず涙があふれてしまうだろう。

映画『犬が伝えたかったこと』はセリフがほとんどなく、映像自体も10分弱と短いが、その中で夫婦愛が見事に表現されている。何気ない日常風景や、まるで妻の夫に対する思いを歌ったかのようなテーマ曲も相まって、涙なしには見られない作品となっている。

サムネイル
映画『犬が伝えたかったこと』


亡き妻が老犬と眺めていた景色を初めて見た夫。散歩の途中に見えるその景色には、亡き妻の思いがあふれていて......犬が気づかせてくれた夫婦愛に感動する映画『犬が伝えたかったこと』を無料配信中>>

(文/カオタニ@HEW