緻密な演出と熱き志...気鋭の監督・藤井道人による"妥協なき現場"『情熱大陸』

2022/2/18 16:25

2月20日(日)放送のTBS系ドキュメンタリー番組『情熱大陸』に、映画監督の藤井道人が出演。当時33歳という若さで第43回日本アカデミー賞優秀賞を手にしたことで注目を集めた気鋭の映画監督だ。2年先まで仕事の予定が詰まるほどの売れっ子監督は今や時代の寵児(ちょうじ)だ。番組では、テレビドラマやショートフィルムのほか若い世代に人気を博した小説を映画化した最新作「余命10年」の制作現場などに密着。

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『情熱大陸』映画監督・藤井道人


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監督として高い評価を得る藤井だが不遜な態度はなく、物腰はいたってやわらか。しかし、その人柄とは裏腹にヘアメイクや衣装など細部までこだわり、撮影現場では一切、妥協を許さない。取材中も、シーンを撮り終えたら出演者・スタッフと共に画面の隅々までチェックし、納得するまでテイクを繰り返す撮影スタイルに驚かされた。例えば、病人が倒れるシーン。リアリティに疑問を持てば監修の医師に映像を送り、倒れ方が不自然ではないか、ひとつひとつ丁寧に確認する。「こんな感じでいいんじゃない」という曖昧な姿勢は感じとれない。

一方で、リテイクするときは高圧的なダメ出しをせず、俳優や制作スタッフの感情に寄り添い、より良いものを生み出そうとしていた。愚直で誠実な藤井は、今をときめく俳優たちから「今一番撮ってもらいたい監督」と呼ばれ、絶大な信頼を得ている。

だが20代は苦労の連続だった。VシネマやCM、バラエティ番組など映像に関わる仕事なら、何でもやった。失敗し憂き目にあってきた数々の経験が今を支えているという。
日本映画界に新しい風を吹き込む、若き監督の素顔に迫る。

■藤井道人(ふじい・みちひと)
1986年東京生まれの35歳。幼い頃から高校卒業まで父譲りの剣道三昧。日本大学芸術学部に入り、奥深さを知って映画制作の虜(とりこ)となる。大学卒業後、映像制作会社『BABEL LABEL』を設立。伊坂幸太郎原作『オー!ファーザー』(2014)で、監督デビュー。 『青の帰り道』『デイアンドナイト』などの映画作品を含め、CM制作、ミュージッククリップなどの映像演出を精力的に手掛ける。

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(文/トレンドニュース編集部)

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