3.11で亡くなった家族ともう一度話したい......岩手県に実在する"天国につながる電話"を元にした感動作『風の電話』を無料配信中

2022/3/11 17:15

映画『風の電話』(2020年)を動画配信サービス「GYAO!」にて4月10日23時59分まで無料配信中。岩手県大槌町に実在する「風の電話」をキーに、東日本大震災で家族を失った少女が「家族ともう一度話したい」という一心で故郷を再訪する物語だ。

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映画『風の電話』


岩手県大槌町にある「風の電話」は、東日本大震災以降、3万人を超える人々が来訪している。実在する電話ボックスを題材にした感動作を無料配信中。少女の再生の物語に涙が止まらない......!>>

大槌町出身の高校生のハル(モトーラ世理奈)は東日本大震災で家族を失い、広島県で叔母と共に暮らしている。ところが叔母が突然入院してしまい、ハルは、自分の周りの人が全ていなくなる不安に襲われる。そして、「あの日」以来、一度も帰っていない故郷へと向かうのだった――。

「風の電話」とは、大槌町に実在する電話ボックスだ。あるガーデンデザイナーが「死別したいとこともう一度話したい」という思いで自宅に設置したその電話は、「天国につながる電話」として有名になり、東日本大震災以降、3万人を超える人々が来訪している。

ハルは「家族ともう一度話したい」という一心で、故郷にある風の電話を目指す。震災の経験でふさぎこんでいた彼女が、故郷に帰って感情をあらわにする様は涙を誘うし、ラストの「風の電話」で亡き家族に語り掛ける言葉は、生き残った者の哀しみや苦しみを代弁しているかのようだ。社会の復興は進んでも人の心の傷は容易には埋まらないことを思わされる。

また、旅の途中でハルは、豪雨被害にあった広島で年老いた母と暮らす公平(三浦友和)、かつての福島の景色に思いをはせる今田(西田敏行)、元原発作業員の森尾(西島秀俊)といった人々と出会う。彼らは突然の別れを経験し、苦難に見舞われながらも生きていくしかない。その生きざまは胸が締め付けられると同時に、一抹の希望も感じさせる。「生き残った者は食わなきゃな」という公平のセリフも印象深く、泣けるだけでない、人生に気づきを与えてくれる作品だ。

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映画『風の電話』


岩手県大槌町にある「風の電話」は、東日本大震災以降、3万人を超える人々が来訪している。実在する電話ボックスを題材にした感動作を無料配信中。少女の再生の物語に涙が止まらない......!>>

(文/カオタニ@HEW

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