兵士の欲望に応える美女は、白衣の天使か娼婦か? 戦争と性を鮮明に描いた映画『赤い天使』

2022/3/25 18:04

映画『赤い天使』(1966年)を動画配信サービス「GYAO!」にて4月13日23時59分まで無料配信中。戦時下の野戦病院を舞台にした本作は、美しき看護師が己の肉体で兵士を慰める姿や、地獄絵図のような悲惨な戦争の様子が鮮明に描かれている。

サムネイル
映画『赤い天使』


戦時下の野戦病院で、若き看護師は己の肉体で傷ついた兵士を癒やす。看護師と軍医の恋模様が悲しく、生々しい戦争描写の数々に息を呑(の)む。映画『赤い天使』を無料配信中>>

原作は、『兵隊やくざ』をはじめ、戦争文学を多数発表してきた有馬頼義の同名小説。日中戦争さなかの昭和14年、看護師のさくら(若尾文子)はある陸軍病院に配属された。激しい戦場下で、彼女はモルヒネ中毒の軍医・岡部に惹(ひ)かれていく。しかし、前線に向かったふたりは敵に囲まれ、やがてコレラの巣くう集落に取り残されてしまう――。

ヒロインの看護師・さくらは、若く純粋なゆえに、自分の肉体を使ってでも兵士たちを癒やそうとする。両腕を失った兵士に求められれば、彼とキスを交わし、ナース服を着たまま彼の体を性的に癒やす。ときには艶めかしい素肌をさらし、全裸で彼を優しく抱きしめてやるのだ。また、「明日にも死ぬかもしれない」状況ながら、さくらと岡部軍医が「これが最後」と言わんばかりに肌を重ねる姿が切ない。

さくらのラブシーンや、彼女と岡部軍医のはかない愛の行方だけでなく、戦争描写からも目がそらせない。輸血用の血液や薬がないために、傷ついた兵士たちが次々と手脚を医師に切断されるシーンの音声は生々しく、切断後の手脚がバケツに突っ込まれている光景も異様だ。衝撃的なシーンの数々に言葉を失ってしまうだろう。

サムネイル
映画『赤い天使』


サムネイル
映画『赤い天使』


戦時下の野戦病院で、若き看護師は己の肉体で傷ついた兵士を癒やす。看護師と軍医の恋模様が悲しく、生々しい戦争描写の数々に息を呑(の)む。映画『赤い天使』を無料配信中>>

(文/カオタニ@HEW

GYAO! 無料動画ランキング

映画、ドラマ、アニメ、音楽、バラエティが、会員登録不要で見放題!今すぐ無料で動画を楽しもう!

5/28 デイリーランキング